北海道は釧路を拠点にし、デザインから製作、販売まですべてを大谷弘樹氏が行うというジュエリーブランド「buff(バフ)」。そんなbuffが、今年めでたくブランド設立10周年を迎えることに。それを記念したパーティが先日、釧路にて盛大に開催されました。

全国各地から、普段よりbuffとの交流が深い人をはじめ、アパレル関係者、雑誌編者者、長年の顧客さんまでが全国各地から集結。約3時間のパーティは、終始大盛況のまま幕を閉じました。

会場入り口には、buffを代表するアクセサリーのアーカイブがモチーフとなった記念パネルが展示。

イクラや生ハムをはじめとする釧路ならではの新鮮な料理がふるまわれました。

クラブシーンを中心に活躍するシンガーMAHYAさんも会場に駆けつけて、数曲披露。ソウルフルな歌声に会場はヒートアップ。buffデザイナーの大谷氏(写真左)も、飛び入りでステージへ。

 

buffデザイナー・大谷弘樹氏/スペシャルインタビュー

フェザーやスターモチーフを中心にアイコニックなインディアンジュエリースタイルに定評があるブランド「buff(バフ)」。今年でブランド設立10周年を迎え、その繊細かつ大胆なモノ作り精神は、ますます研ぎ澄まされたものに。ここでは、そんなbuffのデザイナー・大谷弘樹氏に、ブランド設立当時から現在の心境についてお話しを伺いました。

________まずは、ブランド「buff」設立10周年おめでとうございます。10年経ってみた現在どんな気持ちですか?

大谷「ゆっくり振り返る間もないくらい、とにかく目まぐるしい10年間でした。この仕事が終わったら、はい次!はい次!といったペースがずっと続いていた感じです。今は、先の10年に向かって新たに頑張ろう!という気持ちです」

________先日、そんな10周年をお祝いするパーティが盛大に行われましたね。

大谷「全国から沢山のお客様がいらしてくれて本当に嬉しかったです。buffは、これだけの人たちに応援していただき、支えられているんだな、と改めて実感しました。皆さんには、もう感謝しかない、そんな気持ちになりました」

________現在から設立当時まで振り返ってみて、印象深いエピソードはありますか?

大谷「設立当時は、当然お金がなく。まだ自宅にもストーブがなくて、朝起きたら凍傷になっていたなんてこともありました。オープンしてからも当分の間は、お客さんが全然来なくて、食料もままならなくて、毎日バナナ1本で過ごしていました(笑)。それから、2年近くはお店の床に新聞紙を敷いて寝て過ごすなど、今思えば過酷な日々でした(笑)。そのころは、『毎日大変だ』とか『苦労している』など考える余裕がないくらい、毎日が必死でした。お客様についての印象深いエピソードは、お店をオープンする前で、まだ施工などをしている段階で、いたずらをしに遊びに来ていた小学生がいました。その男の子が高校生になったときに、初めて貰ったアルバイトの給料を持って、お店に来てくれたことがありました。その時にリングをお買い上げくださったのですが、それには感動しました。さらにその男の子が就職をし、初任給が出た時も、うちのお店まで来てくれて、誰かへのプレゼントとしてアクセサリーを買っていってくれました。10年という経った月日のことを考えると、感慨深いことが多々あります」

________ブランドとして、及びお店として一番大切にしてきたことは何ですか?

大谷「うちのアクセサリーを着けることで、その人に自信がつく。そして、その人を護(まも)ってくれるような、そんなモノ作りを常に心がけています。さらに、ご来店くださったお客様が笑顔になってお帰り頂けるようなお店にしたいとずっと思っていました」

________ブランド設立時の目標と達成度合い、そして今後の夢を教えてください。

大谷「目標達成については、実際の目標以上なことがたくさん実現できました。そして、まずは10周年を迎えることが最大の目標でしたので、とりあえずはホッとしています。今後は、北海道は釧路という地方都市からも、世界中で愛されるジュエリーを作り発信し続けます。」

Profile
大谷弘樹(おおたにひろき) buff デザイナー/1979年生まれ、北海道室蘭市出身。建築デザイン学校卒業後、ジュエリーショップにて販売スタッフを経験。その後、製造にも携わり、7年の修行期間を経て独立。2007年ブランド及びショップ「buff(バフ)」を北海道は釧路に設立。

Shop Data

DESINERS JEWELRY buff
北海道釧路市愛国東2-6-13
[TEL]0154-38-2600
[URL]http://www.buff-shop.com