「ストラム」の世界観にどっぷり浸かれる空間

重厚な鉄の扉を開けると、奥行きのある空間 に、骨太なレザージャケットがずらりと並ぶ。一歩足を踏み入れるとヴィンテージ調のウッドの床、味のある鉄の壁に包まれ、空間のオブジェとして配 されているのは、アンティークの十字架やリアルなスカル、古めかしいカトラリー、クールな写真など。 隅々まで行き届いた重厚感のある演出に男なら誰もが思わずテンションが上がる。それが、レザー ブランド「ストラム」として初となるショップの様子。 内装は、主にデザイナーの桑原氏を中心に手作業で行われ、友人のアーティスト伊藤洋介氏(Truss Box)が鉄の什器を担当、さらに木材の什器は同じくアーティスト朝倉寛成氏(mokujinken)が担当。どこを見てもハードなアプローチ、けれどもどこか温かさを感じる空間に。そんなストラムの世界観にどっぷりと浸かって、ライダースジャケットの吟味をゆっくりと楽しみたい。

〈左〉桑原氏が長年コレクションしているアンティークのオブジェ。パリやロンドンなど旅先で出会ったものが主。〈右〉店内にはレザージャケットがずらりと並ぶ。どれも骨太な見た目ながらも、その素材感やディテールは実に繊細。

DESIGNERS INTERVIEW

■PROFILE
桑原和生さん(ストラム/デザイナー) 
1971年生まれ、大阪府出身。長年、映像や音楽に携わった後、2013-14A/Wよりレザーアイテムを中心とし たブランド「STRUM(ストラム)」を設立。革の鞣し、染色、特殊加工まで手をかけた丁寧なモノ作りに多くのファンを持つ。

誰でも気軽に立ち寄る
そんな場所になればいい

「さまざまなご縁から、気に入った物件に辿り着くことができ、ブランド設立5年を前に、待望のショップをオープンさせることができました。ショップの内装や什器は、自分の中でイメージがあったので、徹底的にこだわりました。基本的には、自分が好きなテイストとお客さんに楽しんでもらえるような空間を目指して、内装に関しては、すべて自分たちで施工しました。 9月にオープンしたばかりですが、早くも多くの方にご来店いただいています。ストラムの今後はレザーアイテムにもっと特化していく予定です。好みのスタッズを打ったり、サイジング修正をしたりといったカスタムオーダーを可能にし、購入済みのアイテムに関しての修理といったアフターケアももちろん保証します。 ショップオープンと同時期に通販直営 のサイトもオープンしましたので、こち らもチェックしてみてください」

〈左上〉地生と呼ばれる国内のステアを専属タンナーでタンニン鞣ししたものを使った1着。製品染めの際に独自のオイルを入れて染めているため、弾力性があり、しなやかながらも武骨な表情を演出。ドメスティックフルタンニンのダブルライダース¥165,000(STRUM/ストラム フラッグシップ ショップ)
〈左下〉国内のカーフをタンニン鞣ししたものを手吹きで染めた後に縫製。その後、高濃度アルコールを吹き付け点火し、燃焼した時に出る煤(すす)をそのまま革に定着させたという、何ともタフな逸品。バーンアウト加工のシングルライダース¥210,000(STRUM/ストラム フラッグシップ ショップ)
〈右〉希少性の高い、高地に住むアフリカ産のラムの原皮を採用し、日本国内でクロムによって鞣したロングコート。軽さと薄 さ、シルクのようなしなやかさと柔らかな肌触りはクロムならでは仕上がりに。ハイランドラムのオーバーコート¥215,000(STRUM/ストラム フラッグシップ ショップ)

【SHOP INFORMATION】
STRUM FLAGSHIP SHOP
[PLACE]東京都目黒区中目黒3-5-1 中目黒プレアタワー 2F
[TIME]12:00-20:00(水曜定休)
[TEL]03-6303-0696
[URL]www.strum-official.jp