登坂広臣やCrystal Kay等も参加した豪華な1stアルバム

クリエイティブユニット「PKCZ®(ピーケーシーゼット)」が8月上旬に発売した1stアルバム。三代目 J Soul BrothersGENERATIONSなど、いまノリに乗っている国内外のアーティスト達が集結してフィーチャリングしたことで、発売前から話題となっていましたね。先日発表されたオリコンチャートでも初登場3位という結果を獲得し、さらに注目が集まっています。『LOADED WEB NEWS』では、ミステリアスな彼らの素性に迫るべくメンバーのDJ MAKIDAI氏、VERBAL氏、DJ DARUMA氏へ取材を実施。知られざる結成のきっかけや、今回の1stアルバムにかけた想いについて伺いました。

Short Interview
LOADED(以下、L)_一部ファンの間では、「PKCZ®」の存在が少しずつ知られていたようですね。
VERBAL(以下、V)_20147月から何度かクローズドでプレ・イベントを開催していたり、10月には横浜アリーナでハロウィン・パーティもやりました。あとは、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEのシングル「O.R.I.O.N.」のミュージックビデオにも出演させてもらいました。
DAMURA(以下、D)_PKCZ®というユニットのことを正式に発表する前に、PKCZ®のロゴが入ったキャップを作って仲間内で被っていたんですが、それがSNSなどでちょっとバズり始めたんです。
DJ MAKIDAI(以下、M)_そもそもPKCZ®というユニットが始まったきっかけは、HIROさんのお声がけによるものでした。僕ら3人は同い年で、僕とVERBALくんは昔からいろいろな現場で顔を合わせていて、VERBALくんが主催のイベントにDJとして呼んでもらったりもしていました。また、DAMURAとは僕がEXILEになる前に所属していたJ Soul Brothersの前身となる、J.S.B. Undergroundというグループで同じメンバーとして活動していた仲間で、もう20年以上のつき合いになります。

LOADED(以下、L)_グループとしてのテーマを教えてください。
M_音楽を中心としながら、世の中のヒト、モノ、コトをミックスして、新しい何かをクリエイトするというのがPKCZ®の活動の本線になります。僕らに共通するのは、クラブ・シーンで育ったということと、90年代のHIP HOPに大きな影響を受けてきたという点。その中で捉えてきたことを混ぜ合わせて、それをPKCZ®流にアウトプットすることでクリエイティブな活動に変えていこうというものです。ミックスというのには、まさに今回のアルバムのようにいろいろな方々のご協力をいただいて作っていくという意味も含まれています。
D_ロンドンのTOMATOというクリエイティブ・チームがあって、そこには音楽だけでなく映像や様々なデザインなどいろいろなクリエイティビティを持った人たちが集まっています。僕らもそういったイメージを持ってスタートしました。
M_結成から3年ほど経ちますが、これまでには本当にさまざまなイベントに参加させてもらいました。作品としてリリースすることがなかったのでわかりにくいかもしれませんが、特に結成して間もない頃は、3人で制作に関してひたすらああでもない、こうでもないと話し合っていたのをよく覚えています。誰かに誰かを紹介したり、それぞれがアパレルのことをやったりと、表には見えないところでPKCZ®として多くのことに関わってきました。そういう複合的な動きがあってこそ今のPKCZ®があるんじゃないかなと思います。
D_初期の打ち合わせは本当にヤバかったですね。正直、楽屋に戻るのがちょっと怖かったです。またあの話が始まるんだって思ったり(笑)。でも、本当にグループとして大事なことでした。
V_3人が経てきたいろんなキャリアを踏まえて、どうやったらPKCZ®らしいものができるかというのをずっと模索してきた感じです。中でもPKCZ®が思い描くポップとは何かを見つけるのが、ひとつの大きなテーマでした。こういうことって面と向かって話し合ったからこそ見えてくるものだと思いますし、イベントやライヴの現場を経てこそ感じられるものもありました。今回リリースしたアルバムに入っている曲もまだ氷山の一角で、その裏にはクラブでしかかけていない曲もたくさんあります。

L_今回のアルバムは、Crystal Kay、三代目J Soul BrothersGENERATIONSAfrojackMETHOD MAN……ここでは言い切れないほど、本当に豪華なアーティストとコラボされていますよね。
D_特にMETHOD MANの参加が決まった時の興奮はヤバかったです。僕の中でMETHOD MANは憧れのアイドルのような存在なので、そんな方と一緒にやれたというのがいまだに頭の中で処理しきれていません。MVを観てもあまり実感がなく、夢の中のできごとみたいな感じがします(笑)。同年代のHIP HOP友達の何人かにMVを観せたのですが、みんな「ええ!? ちょっと待ってマジで!?」みたいな感じになっていました(笑)。
V_いやー……トータルして、めっちゃいいアルバムですね(笑)。模索してきたものがすべて集結されているので、自分たちのサウンドがこれで見つかったのかなとも感じています。あとは、一緒にスタジオに入って音楽制作をしたり、イベントを企画する際にブレストして実感しましたが、LDHアーティストのみなさんにとっての〈こんなことをやってみたい〉ということを、PKCZ®のプラットフォームを通して表現していただけたのかなと思います。たとえば登坂(広臣)くんやELLYは「こういうのをやりましょうよ」とガンガン提案してくれて、SHOKICHIくんに関しても、このアルバムでは普段とは違う声質や歌い方を披露しています。そんな風に、ぜひそれぞれのアーティストの普段は聴けないようなパフォーマンスをチェックして、新たな可能性を感じていただきたいです。
M_それこそ普段の活動ではできないような新しいことや濃いサウンドを、PKCZ®とならできると思ってもらえたらいいですよね。それが実現しているからこそ、こうやっていろんな色を持ったアルバムができたのかなと思います。PKCZ®だからこそ挑戦できたことの結果なのかなと思います。
D_楽曲もちゃんとクラブ・ミュージックの態度は入っていて、HIP HOPのテンションなり、テクノ、ハウス、EDMの質感なりがふんだんに散りばめられていて、とても納得のいく、バランスのいいアルバムになりました。

L_今後、PKCZ®のこんなところに期待してもらいたいという想いを教えてください。
V_僕らの音楽やイベントに触れた人が新しい世界への突破口を見つけられるような、そんな活動に期待していただければと思います。例えば、今回のアルバムにしてもいろんなジャンルの要素が散りばめられているだけでなく、海外の方を含め多くのアーティストやプロデューサーが参加しています。そこから「あ、こんなプロデューサーがいるんだ、他にどんな曲を作っているんだろう?」などと積極的な関わり方をしてもらえたらうれいです。なんとなくいいなと思ったら、ちょっと調べてみて、他の曲なり人なりジャンルを掘ってみるというような聴き方です。今はiTunesYouTubeで検索すれば、その周辺にある音楽がどんどん出てきますしね。
D_それがまさにPKCZ®というユニット名=〈Primal Knowledge ChamberZ(本能と知識の部屋)〉に込めた想いでもありますよね。僕たちに触れてもらうことで、次の世界の扉を開ことにつながればいいなと常に考えていますので、ぜひそういった部分に今後も期待してください。
M_自分達が捉えてきたことをポジティヴなものに変えていくには、工夫が重要だと思います。「あ、これとそれを組み合わせてみたら、何か面白いことができるかも」という柔軟な発想を常に持ちながら、これからもPKCZ®らしいやり方でミックスしていくので、そこから「新鮮だな、面白いな」などと感じてもらえたら凄くうれしいです。

TEXT_Tamoto Asami(LOADED)

【INFORMATION】

PKCZ®
1stアルバム「360° ChamberZ」(LDH MUSIC)
発売中
XNLD-00360/B ¥4,000+税
[HP]www.pkcz.jp
[Instagram]@ pkcz_official

【問】
LDH MUSIC
[URL]www.ldh.co.jp