「テンデンス」が新作時計を発表!ガブリエル・ジェルミーニ(CEO)スペシャルインタビュー/Special Interview With Gabriele Ghielmini

毎シーズン、革新的なモデルをリリースし、時計業界の中でも唯一無二の魅力を誇る「テンデンス」。今回、注目の新作DeColor(ディカラー)」のリリース発表のために、クリエイティブディレクターのガブリエル・ジェルミーニ氏緊急来日。ここでは、そんなガブリエル氏のインタビューをお届けします。

LOADED :まずは、「テンデンス」がクリエイションやスタンスについて、一番大切にしている部分を教えていただけますか?

ガブリエル氏:ブランドを設立した当初は、とにかく「ユニーク」なものであることにこだわりました。そして、他のブランドにはない「個性的なデザイン」であることを最重視していました。今年で、テンデンスはブランド設立10周年を迎えることができ、今もスタート当時と変わらないポリシーを持って続けてこられたことに感謝しています。 

LOADED:大ヒット作「キングドーム(※ケース部分がドーム屋根をモチーフにデザインされた時計)」シリーズをはじめ、斬新かつユニークなアイデアに毎回驚かされます。そんなアイデアは、どこから湧いてくるのですか? 

ガブリエル氏:影響を受けたものは何かって、ひとつに絞ることは難しいことです。街の中で起こっている現象やテクニックのすべてがインスピレーションの源です。私は、色々なことや物に興味を持つ性格なので、生活の中で見つけたものは、少なからずどこか影響を受けている気がします。中でも特に惹かれるものは建築物です。世界中を旅しているうちに気になった建築物は、必ず写真を撮り自分の中のメモリーに残します。かの「キングドーム」を作ったときは、ベルリンのドーム型の国会議事堂を目の当たりにしたときに、「このデザインを時計で表現できないものか?」と思いながら、何時間も建物の周りをグルグル歩いたり、写真を撮ったりしていたことを覚えています。

LOADED:ちなみにガブリエルさんは、度々日本へ訪れていることを伺っています。それでは、日本滞在時に何か影響を受けたものはありますか?

ガブリエル氏:日本は素晴らしい建築物が多く、とても好きな国です。素晴らしい部分は、建築だけでなく、すべてのパフォーマンスにおいて、とても繊細できめ細かく、そして常に丁寧。特にディテールへのこだわりは世界の中でも随一と言っても過言でないほどだと思います。それは日本人の生き方、そのものなんだと思い知らされ、いつも素敵な発見があります。

LOADED:テンデンスの新作シリーズDeColor(ディカラー)」オールグラデーションも大変素晴らしく、印象深いランナップが揃っていますね。特にこだわったポイントを聞かせてください。

ガブリエル氏:これは、大自然から着想を得て製作したシリーズになります。私たちは、時々地球上で生きていることを当たり前のことのように思ったり、自然への恩恵を忘れたりするものです。そんな自然の美しさを思い出したり、感謝やリスペクトの心を思い起こしたりできるよう、普段身につけるもので、それを表現したいと思い、この「DeColor(ディカラー)」のデザインにたどり着きました。

DeColor(ディカラー)」は、ベゼルやケース、リュウズに至るまで色のグラデーションになったデザインが特徴的で、「スカイ」「デザート」「オーシャン」「オーロラ」「サンセット」といった5種のデザインの時計は、それぞれシナリオを持っています。例えば、「スカイ」は、飛行機から見た空の世界を表現しています。上空から見た空は、空のブルーが美しく映え渡り、その下に雲が見えるといった幻想的な景色になっています。そんなブルーとホワイトの絶妙なグラデーションで表現しました。また、「サンセット」は、沈みゆく夕日によって、明るい時間から暗い時間への美しい経過を表現しています。

LOADED:時計というツールによって、圧倒的な自然の存在感が繊細に表現された素晴らしいシリーズになっていると思います。

ガブリエル氏:人生はいろいろな瞬間の中で、記憶に残る感動的なシーンがあります。それを見逃さずに、そんな瞬間を切り取りたかったんです。まるで自分のカメラに収めるかのように。私たちは皆、忙しい日々に埋もれそうになるけれど、一度ちょっと立ち止まって、その美しい瞬間を切り取って、忘れないようにしてほしい。この新作DeColor(ディカラー)」には、そんなメッセージが篭っています。

LOADED :今後、テンデンスはどのような方向に向かっていきますか?

ガブリエル氏:簡単にいうと、量よりも質にこだわっていくつもりです。例えば、流行らせるために50店舗のお店を一気にオープンさせるよりは、質の高い店舗を10店出店させるような。私たちのポリシーをしっかりと受け継いでくれるスタッフと仕事がしたいと考えているし、お客さんへも真摯に対応してくれるお店とビジネスがしたいと考えています。特に日本では素晴らしいスタッフとお客さんに恵まれています。日本人は時計が大好きで、そして非常に詳しく、目が肥えています。さらに、細やかな部分に強いこだわりを持っています。今後は、そんな日本人から影響を受けて、世界中のスタンダードがそこにシフトする可能性があると、私は思っています。

 

 

ガブリエル・ジェルミーニ

Profile
スイスの大学でホテルマネジメントを学び、その後、赤十字で人道支援活動に貢献。数年後にブラジルへ渡り、ファッションブランドの会社を設立し、リオデジャネイロに店舗を展開するなど実績を築く。2007年には、フィリッポ・ジャルディエッロ氏と手を組み、ウォッチブランド「テンデンス」を設立する。

Photo&Interview_Daisuke Udagawa(LOADED)

スカイ(空)¥55,000

デザート(砂漠)¥55,000

サンセット(夕日)¥55,000

オーシャン(海)¥55,000

オーロラ¥55,000

※すべて2018年2月20日発売予定

【問】
テンデンス ジャパン
TEL0120-700-411
URLwww.tendence.jp